ライズの今後
栗林卓也氏の目指すインターネットの新しい形
ライズの未来展望
以上のように、株式会社ライズはIT広告に限らず、システム開発部門も業界屈指の技術を備えており、両者が互恵関係にあることが一層の成長に繋がっています。
必要なものを必要な人に
そして現在、栗林卓也氏の「ユーザーファースト」「必要なものを必要な人に」という理念は企業や顧客の枠組みを超え、社会全体に向けて展開しています。情報·IT領域の発展はビジネスにおける生産性や利益向上、情報管理の簡易化はもちろん、教育·医療福祉·行政など人々の暮らしを豊かにする上で不可欠です。栗林氏は今後、製造業、農業、医療福祉などIT化が遅れている業界へ積極的に参入していきたいと意欲を見せています。
IT産業のこれから
ITを第四次産業とすると、その恩恵を多く受けているのは親和性の高いサービス·通信など無形財の産業である第三次産業でした。
一方、第一次産業である農業は、先述したような画像解析技術を使った農薬の自動散布や、ITでの栽培管理がされているのはごく一部。第二次産業の製造業·工業についても資本力のある企業以外は、不良品の検知やラベリングなど自動化できることにも人員を割かざるを得ないのが現状です。
今後の課題
ITと同じく高度知的集約産業·第四次産業とされる医療福祉においてはセキュリティの問題から積極的な導入はなされていません。
農業については農業地域がITの進む大都市から離れていること、製造業の場合は旧システムからなかなかシフトチェンジされないことがネックとなっていますが、IT化による成長は国内産業を守るためにも必須と言えます。
また「2025年問題」とされるように高齢化により医療需要は増加し、反対にコロナ問題で表面化した通り医療現場の人材は不足しているため、ITの導入が急務です。医療データは最も重要な個人情報の一つではありますが、その解析や活用で医学研究の発展や現場の労働環境改善、さらには国民の健康増進につながるでしょう。
次のIT化に向けて
農業、製造業、医療分野が二の足を踏むようにIT化にはこういったデメリットもあります。紙ベースであれば情報管理は現物のみでしたが、コンピュータで管理するとなるとセキュリティ対策は何重にも徹底する必要があります。
ITのメリットである不特定多数がどこからでもアクセスできることには、反面情報漏洩のリスクが付き纏うのです。また、当然ではありますが導入費·導入後の維持保守費がかかることもIT化が遅れてしまう一因です。ただ業務効率化や収益アップなどで回収が見込める他、行政の補助金制度も整備され、今後ハードルは低くなるでしょう。
栗林卓也氏の目指す「必要なものを必要な人に」という豊かな社会実現のため、株式会社ライズもこうしたデメリットの是正に向けてシステム開発やコストダウンに取り組んでいます。